この記事では、「cannot」と「fail to」の違いを分かりやすく説明していきます。
「cannot」とは?
「cannot」とは、「できない」を意味している英語の助動詞です。
「できる」を意味する助動詞の否定形で、短縮形は「can’t」となります。
できないことを強調したいときやフォーマルな場面ではは「can’t」ではなく「cannot」を使うとよいでしょう。
また、「?であるはずがない」という推量の意味で使われることもあります。
過去形は「could not (couldn’t)」になりますが、未来形はないのでその場合は「will not be able to」を使います。
「fail to」とは?
「fail to」とは、「できない」を意味している英語の熟語です。
「fail」が「失敗する」を意味する動詞で、「to + 動詞の原形」が後ろにつくことで「?することができない」という表現になります。
文脈によって「?し損なう」「?にすることに失敗する」と訳されることもあります。
しかし実際は、「?することを怠る」という意味で使われることが多いです。
「cannot」と「fail to」の違い
「cannot」と「fail to」の違いを、分かりやすく解説します。
それぞれ「できない」を意味する助動詞、動詞ですがニュアンスが異なります。
一般的に「できない」を表現するときは「cannot」を使いますが、「fail」が「失敗する」を意味する動詞であることから「fail to」は「(挑戦するけれども)できない」というニュアンスを持ちます。
「fail to」は「単に?しない」という意味になる場合もありますが、基本的に日常会話で「できない」を表現したいときは「cannot」を使うのがよいでしょう。
「cannot」の例文
・『He cannot stand his friends anymore. 』
(彼はもうこれ以上友人に耐えられません。)
・『He cannot deny the fact that he was absent from today’s meeting. 』
(彼は今日の会議を休んだことを否定できません。)
「fail to」の例文
・『He failed to achieve the goal that he set a year ago. 』
(彼は1年前に立てた目標を達成することができなかった。)
・『He failed to make it on time to the last train. 』
(彼は終電に間に合うことができませんでした。)
まとめ
英語の「cannot」と「fail to」の違いを詳しく解説しましたがいかがでしたか。
「cannot」と「fail to」の違いについて知りたいときは、この記事の説明をチェックしてみてください。