この記事では、「for」と「during」の違いを分かりやすく説明していきます。
「for」とは?
「for」は「~の間」という意味のある単語です。
時間の長さを表し、ある行動や物事にどのくらいの時間がかかったのか表現するときに使われます。
「for」の後ろには必ず「数字」と「期間を表す言葉」が続くのが基本です。
例えば、「for 10 seconds」で「10秒間」という意味になります。
「during」とは?
一方で「during」も「~の間」という意味がありますが、「during」はある行動や物事にかかった具体的な期間を表現するときに使えます。
「during」後ろには「名詞」が続くのが基本です。
例えば、「during my summer vacation」で「夏休みの期間中」という意味になります。
「for」と「during」の違い
「for」と「during」はいずれも「~の間」という意味がありますが、「for」は時間の長さを、「during」は期間を示すという違いがあります。
そのため、「for」が単純に行動や物事にどのくらいの時間がかかったのかを示すのに対し、「during」はその行動や物事が「いつ」起きたのかを表現できる単語です。
例えば、「I have lived here for two years. (2年間ここに住んでいる)」は住んでいる期間を表す一方で、「Most of her pieces of art were during the last two years of her life. (その作品のほとんどは、彼女の人生最後の2年間に制作されたものだ)」は、作品が作られた時期を表していることがわかります。
また、「for」の後には「数字」と「時間を表す言葉」が続くのに対し、「during」の後には「名詞」が続くことも覚えておきましょう。
「for」の例文
・『We have been married for 10 years. 』
・『I have lived here for five months. 』
「during」の例文
・『I had a part-time job during the winter. 』
・『I worked hard during the night. 』
まとめ
「for」と「during」はいずれも「~の間」という意味のある単語です。
しかし、「for」は具体的な時間の長さを示すのに対し、「during」は物事が起こった期間を表します。
また、「for」の後には「数字」が、「during」の後には名詞が続くという用法の違いもありますので、使い方を間違えないよう注意が必要です。