「fate」と「destiny」の違い(difference)とは?英語を分かりやすく解釈

「fate」と「destiny」の違い(difference)とは? 言葉の違い【2語】

人の意志や思いを超えた力や、その力によって起こる幸・不幸のことを「運命」といいます。

「運命の人と出会った」「こうなる運命だったんだ」など、日常で使う場面もあるでしょう。

それでは、この「運命」を英語に表すとどうなるでしょうか。

「destiny」を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、場面によっては「fate」と使い分ける必要があります。

この記事では、「fate」「destiny」の違いを分かりやすく説明していきます。

「fate」とは?

「運命」という意味の名詞ですが、「死」「破滅」などネガティブな意味も持つことが特徴です。

形容詞「fatal」「致命的な、破滅的な」という意味で、マイナスな事象に対して使います。

また、「宿命」という訳し方もできるように、「避けられない」という意味合いも強い言葉です。

「fate」の使い方

A. It was fate that he was dead. (彼が死んだのは運命だった)
B. She resigned herself to her fate. (彼女は運命に身を任せた)
C. He went to his fate. (彼は最後を遂げた)
Aのように「運命」という意味で使う場合は不可算名詞になりますが、B・Cのように「one’s fate」という形で使うことも多いです。

また、Cの「go to one’s fate」という形はイディオムで、「最後を遂げる」という意味です。

「destiny」とは?

「fate」と同様に「運命」という意味の名詞ですが、プラスな事象に対して使うことも多いです。

また、「fate」と比べると「避けられない」という意味合いは弱まり、日常生活でも使いやすい言葉です。

「destiny」の使い方

A. It is destiny that she become a popular idol. (彼女が人気のアイドルになるのは運命だ)
B. No one knows his destiny. (彼の運命は誰にも分からない)
「destiny」にも不可算名詞・可算名詞の両方の使い方があります。

「one’s destiny」または「the destiny of 〇〇」の形で「~の運命」という意味で使うことも多いです。

「fate」と「destiny」の違い

どちらも「運命」と訳することができる上、単語の使い方は似ていますが、使い分ける際は2つのポイントに気を付けましょう。

まずは「fate」はマイナス、「destiny」はプラスの事象を指すことが多いということです。

そしてもう1つは「fate」には「避けられない」という重めのイメージがあることです。

そのため、日常会話レベルの「運命」であれば、「destiny」を使う方が自然な文になります。

まとめ

「運命」という意味を持つ「fate」「destiny」の違いについて解説しました。

ポイントは指す事象がマイナスかプラスかという点、そして言葉の持つ重さです。

上手く使い分け、自然な英文を作ってください。

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