この記事では、「relation」と「relationship」の違いについて分かりやすく解説していきます。
「relation」とは?
「relation」とは、「関係」という意味の単語です。
例えば「生活習慣と病気の関係」のように「因果関係」を表すような場合に、「relation between A and B」の形で使います。
また、人と人、組織と組織などの具体的な関係を指すときには「s」を付けて「relations」を使います。
例えば『relations between Japan and China』(日中関係)というふうに言います。
「relation」には「親戚」という意味もありますが、この意味では「relative」のほうがよく使われます。
「relationship」とは?
「relationship」とは、「関係」という意味を持つ単語です。
「因果関係」などを表すこともありますが、特に「人と人との関係・結びつき」を表すときに好んで用いられます。
「彼とはいい関係だ」というときの「関係」です。
「親戚関係」という意味もあります。
「relation」と「relationship」の違い
「relation」と「relationship」の違いについて説明します。
これらの語はとてもよく似ており、使い分けはかなり微妙な問題です。
入れ替えてもほとんど意味が変わらない場合も多々あります。
ただ、因果関係や親戚関係、恋愛関係など広く「関係」という意味で特にアメリカでよく使われるのは「relationship」のほうです。
「relation」のほうがやや堅い響きがあり、特に「s」を付けた「relations」は、国と国との関係などフォーマルな関係についてよく使われます。
「relation」の例文
・『There is relation between smoking and heart disease』
(喫煙と心臓病には関連がある)
・『The government has revised its policy about relations with that country』
(政府は、あの国との関係に関する政策を変更した)
「relationship」の例文
・『I have a good relationship with my mother-in-law』
(義母とはいい関係にあります)
・『The relationship between supply and demand is a bit complicated』
(需要と供給の関係はちょっと複雑だ)
まとめ
「relation」と「relationship」の違いについて解説しました。
意味の差は微妙で使い分けは難しいのですが、「relationship」のほうが出現頻度が高く、より広く使われていると考えられます。
ただ、入れ替えたら意味が通じなくなるということはほぼないと言ってよいでしょう。