この記事では、「come from」と「came from」の違いについて分かりやすく解説していきます。
「come from」とは?
「come from」とは、「~出身である」という意味を持つ英語表現です。
出身の国や地域、地方、都市などを言うときに使います。
『Where do you come from?』というような質問で、出身地をたずねることがあります。
また、「~の所属である」とか「~の産である」とか「~に由来する」という意味もあります。
つまり、人や物事のルーツを述べるときに使われる表現です。
「came from」とは?
「came from」とは、「~から来た」という意味の表現です。
今ここにいる人が、ここに来る前にどこにいたか、ということを表します。
「come」という動詞は、対象となる場所があって、そこに向かって移動する、という意味です。
「came」はその過去形で、「came from」は単純に「~から来た」という意味になります。
「come from」と「came from」の違い
「come from」と「came from」の違いについて説明します。
「come from」を過去形にしたものが「came from」だから、単純に「来る」が「来た」に変わるだけかというと、実はそれほど簡単ではありません。
「come from」のほうは、ある人や物事が持つ属性や性質を表します。
「来る」という動作というよりは、どの国や組織などに「属している」のか、という意味が濃くなります。
それに対して「came from」のほうは動きを表す度合いが濃くなり、「~から来た」という意味になります。
だから、『He comes from Japan』(彼は日本出身です)は彼が日本にいるときに言っても成り立ちますが、『He came from Japan』(彼は日本から来ました)は彼が日本にいるときに言うとちょっと変な感じになります。
ただし、これらは非常に紛らわしいので、「出身」であることをはっきりさせたいときは『He is from Japan』など、他の表現を使うほうがよいでしょう。
「come from」の例文
・『Where do you come from?–I come from the UK』
(ご出身は?─イギリスです)
・『I come from NYPD』
(ニューヨーク市警の者です)
「came from」の例文
・『I came all the way from Zimbabwe』
(はるばるジンバブエからやってきました)
・『Did you come from home?–No, I came directly from school』
(家から来たの?─いや、学校から直接来た)
まとめ
「come from」と「came from」の違いについて解説しました。
現在形の持つ、属性を表す感覚を身につけましょう。