中学校で習う基本の単語の中に「only」「just」があります。
場合によっては「オンリーワン」「100円ジャスト」のように、日本語の会話でも使われる言葉です。
ですが、どちらも「~だけ」「~しか」という意味を持つため、使い分けが難しい単語でもあります。
この記事では、「only」と「just」の違いを分かりやすく説明していきます。
ポイントを押さえ、上手に使い分けましょう。
「only」とは?
「~だけ」「~しか」という意味ですが、加えて「唯一の」という意味も持ちます。
他に選択肢はなく、これだけである…というニュアンスです。
形容詞や副詞として使われるため、名詞や副詞、to不定詞など様々な単語を修飾することができます。
訳し方は場面によって異なりますが、「これしかない」というニュアンスを押さえておきましょう。
「only」の使い方
A. She had only 100 yen. (彼女は100円しか持っていなかった)
B. He is my only friend. (彼は僕のたった1人の友達だ)
C. I go to school only to sleep. (私はただ眠るために学校へ行く)
Aの文は「just」で書き換えることも可能ですが、Bの文は「only」ならではの使い方です。
また、Cの文は「only to (do) ~」で「ただ~するために」というイディオムとして覚えておいても良いでしょう。
「just」
「only」と同様に「~だけ」「~しか」という意味ですが、「ちょうど」という意味がポイントとなります。
時間通り、お金がぴったり…という場面で使われるのは「just」なのです。
「just」の使い方
A. She had just 100 yen. (彼女は100円しか持っていなかった)
B. I have just arrived. (私はちょうど着いたところだ)
C. This shirt is just for you. (このシャツは君にぴったりだ)
Aの文は「only」で書き換えることも可能です。
Bの文では現在完了形とともに使われており、「ちょうど~したところだ」という完了の意味を表します。
また、Cの文は「サイズ等がぴったり合っている」という意味を表すために「just」が使われています。
「only」と「just」の違い
「~だけ」「~しか」という意味で使う際は、書き換えることも可能です。
ですが、単語の持つニュアンスは異なるため、それ以外の場面では使い分けが必要となります。
「only」は「唯一の」、「just」は「ぴったり」というニュアンスをしっかり押さえておきましょう。
まとめ
今回は意味が似ていて使い分けが難しい「only」「just」について解説しました。
同じように使える場面もあれば、区別しなければならない場面もあります。
単語の持つニュアンスを押さえておけば迷うことは少なくなるはずです。
違いを押さえ、正しく使い分けていきましょう。