この記事では、「must not」と「don’t」の違いを分かりやすく説明していきます。
「must not」とは?
「must not」とは「~してはいけない」という意味を持つ単語です。
「must」は強制力のある単語のため、「must not」には「絶対にしてはいけない」という命令的なニュアンスがあります。
例えば、「You must not go out today. (外出してはいけません。)」というセリフを見たときに、ニュアンスから読み取ると「風邪をひいた子供に対し、風邪が治るまでは外出禁止を母親が強く言い聞かせているのかもしれない」という想像ができます。
「don’t」とは?
一方で「don’t」は「~しない」という意味を持つ単語です。
否定文で使われる基本的な単語ですが、「don’t」を文章の先頭に持ってきたときには「~してはいけない」という禁止の命令文に変化します。
例えば、「Don’t open the window. 」では、「窓を開けてはいけません」という意味になります。
「must not」と「don’t」の違い
「must not」と禁止の命令文「don’t」はいずれも「~してはいけない」という命令的な意味を持つ単語です。
いずれも意味は同じですが、「must not」はより強い命令文になりますので、「絶対にしてはいけない」とかなり強く言い聞かせたいときに使われます。
一方で「don’t」は、「must not」ほど強制力は高くありません。
例えば、「You must not play video games. (テレビゲームをしてはいけません)」という文章の場合、「絶対にゲームをしてはいけない」というニュアンスが含まれていますが、「Don’t play video games. (テレビゲームをしてはいけません)」では、「テレビゲームをしないほうが良い」という少し軽いニュアンスになります。
「must not」の例文
・『You must not go there. 』
・『You must not stay up late. 』
「don’t」の例文
・『Don’t eat too much. 』
・『Don’t watch TV. 』
まとめ
「must not」と禁止の命令文「don’t」はいずれも「~してはいけない」という意味があります。
しかし、「must not」のほうがより強制力のある命令文になりますので、シチュエーションに応じて使い分けができることがわかりました
本当にしてはいけないこと、絶対に守ってほしい事柄を伝えるときには「must not」、少し軽めの口調で命令したいときには「don’t」を使うと覚えておきましょう。