「may」と「can」の違い(difference)とは?英語を分かりやすく解釈

「may」と「can」の違い(difference)とは? 言葉の違い【2語】

この記事では、「may」「can」の違いについて分かりやすく解説していきます。

「may」とは?

「may」とは、「~してもよい」(許可)または「~かも知れない」(推量)という意味を持つ助動詞です。

「許可」の意味で使った場合、上から物を言っている感じになります。

例えば『You may go home』と言ったら、「帰ってよし」くらいの語感であると思ってよいでしょう。

「may not」「~してはいけない」という意味で、「禁止」を表します。

「May I ~?」で許可を求めのはよくある使い方です。

「推量」の意味で使った場合、あることが起きるか起きないか、だいたい半々くらいである、というニュアンスがあります。

例えば『I may come to the party』と言えば、「行くかも知れないし、行かないかも知れない」くらいの気持ちです。

このほかにも、「~しますように」(祈願)という意味があります。

『May your dreams come true』(夢が叶いますように)というように使います。

「can」とは?

「can」とは、「~できる」(能力)、「~でありうる」(推量)、「~してよい」(許可)などの意味を持つ助動詞です。

『I can speak English』(英語がしゃべれます)というのが典型例です。

『I can’t hear you』(言ってることが聞こえません)のように感覚動詞と組み合わせる使い方もあります。

「推量」の意味では、ある人や物事が潜在的にそうする可能性があるかどうかに焦点が当てあてられます。

例えば『He can break the rule』(彼はルールを破る可能性がある=ルールを破りかねない)というような使い方をします。

フレンドリーな関係性の中で「許可」の意味で使われることもよくあります。

『You can use my umbrella』(私の傘、使っていいよ)という感じです。

「may」と「can」の違い

「may」「can」の違いについて説明します。

これらは「推量」「許可」を表す点で重なっていますが、ニュアンスは異なります。

「may」のほうは「してもよい」とか「かも知れない」のように、選択肢や可能性の分岐がある状態を表すのに対し、「can」のほうは「そういう能力がある」とか「~の可能性がある」というように人や物事に内在する性質のことを述べています。

「許可」の意味で使うときには注意が必要で、「may」を使うと上から目線になるため「can」を使ったほうがいいことが多々あります。

「may」の例文

・『You may use the gymnasium』
(体育館の使用を許可します)

・『You should leave soon. It may rain in the afternoon』
(すぐに出たほうがいいよ。午後、雨になるかも知れないから)

「can」の例文

・『I can still fight』
(まだ闘える)

・『It can rain no matter what the weather forecast says』
(天気予報で何と言っていようと、雨の降る可能性はある)

まとめ

「may」「can」の違いについて解説しました。

単に日本語訳の羅列を覚えるのではなく、語の底流に流れる根本的な意味を理解し、例文と共に覚えるのが効率的です。

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