この記事では、「calamity」と「disaster」の違いについて分かりやすく解説していきます。
「calamity」とは?
「calamity」とは、「大災害」という意味を持つ英単語です。
地震・洪水などの天災や火事などが含まれます。
また、失明などの「災難」という意味もあります。
大きな不幸・苦難・悲劇全般を指す言葉として使われます。
日常の失敗や災難などを大げさに、ユーモアを込めて「calamity」と言うこともあります。
「disaster」とは?
「disaster」とは、「大惨事」という意味を持つ単語です。
天災や人災など、災害全般について使われます。
また、「大失敗」という意味も持ち、小説や映画などについて「失敗作」という意味でもよく使われます。
もともとは星の巡り合わせが悪いこと、「凶兆」というような意味で使われていた語でしたが、現在ではこの意味は廃れています。
「calamity」と「disaster」の違い
「calamity」と「disaster」の違いについて説明します。
どちらも「大災害」を表す言葉で、意味はよく似ています。
英語によくある、大げさな表現にも使われます。
「calamity」のほうが古い言葉で、古風で格式張った感じを醸し出します。
それゆえ悲劇性が強調されることもあります、使い方によってはときに大げさでユーモラスに響くかも知れません。
現在では「disaster」のほうが広く一般的に使われている語です。
仕事や生活上の大失敗やつまらない映画について「disasuter」と言うのは、よくある日常的な使い方です。
「calamity」の例文
・『The calamity of war hit the country』
(戦争の惨禍がその国を襲った)
・『I think it’s a calamity caused by climate change』
(それは気候変動によってもたらされた災害だと思う)
・『It was the biggest calamity of the week』
(それは、その週に起こった中で最大の悲劇だった)
「disaster」の例文
・『Always be prepared for natural disasters』
(常に自然災害に備えよ)
・『The fire after the quake was clearly a man-made disaster』
(地震の後に起こったあの火事は、明らかに人災だ)
・『Did you see that movie?–Yeah, it was a disaster』
(あの映画観た?─うん、ひどい出来だったよ)
まとめ
「calamity」と「disaster」の違いについて解説しました。
どちらも災害や不幸を表す語ですが、「disaster」のほうが現代的でよく使われる語です。
意味の差はほとんどなく、主に響きの違いがあるだけと言ってもよいでしょう。