一見同じように見えるのに、よく見ると違う・・・。
似たようなスペルの英単語に出会って、混乱してしまったことはありませんか?この記事では、そんな見た目がそっくりの英単語“foreign”と “foreigner”の違いを分かりやすく説明していきます。
“foreign”とは?
形容詞で、主に「外国の、外国産の」という意味で使われる他、「なじみのない」「異質な」という表現もできます。
ものや場所、人に対して使えます。
“foreigner”とは?
“foreign”から派生した名詞で、「外国人」という意味です。
駅や空港、観光地などで“foreigner”と書かれた看板を目にすることも多いのではないでしょうか。
一語で「外国人」を表すので、ものや場所には使えません。
“foreign”と “foreigner”の違い
文法的な違いとしては、“foreign”は形容詞、“foreigner”は名詞であることが挙げられます。
“foreign language”(外国語)、“foreign culture”(海外文化)のように“foreign”は主に後ろに名詞を置いて使われますが、“foreigner”はそれができません。
また、“foreign”はものや場所だけでなく人にも使えるため、“foreign people”で“foreigner”と同じ「外国人」を表せます。
ですが、ここで一つ注意が必要なのは、“foreign”を人に対して使う場合、「よそ者」「外人」のように、差別的に聞こえる可能性があるということです。
この点は“foreigner”も同様です。
否定的に捉えられたり、ネガティブなイメージを持つ方も少なくないので、相手に面と向かって使うことは避けた方が無難です。
“people from abroad”や“people from other countries”など他の言い方を覚えておくと、表現の幅も広がるのでおすすめです。
“foreign”の例文
・I like to study foreign languages.
(わたしは外国語を勉強するのが好きです)
・My friend has a foreign car.
(わたしの友達は外車を持っています)
・Where can I exchange foreign currency ?
(どこで外貨の両替ができますか?)
“foreigner”の例文
・Is it difficult for foreigners to start business in Japan ?
(外国人が日本で起業するのは難しいですか?)
・Many foreigners visit Japan every year.
(毎年たくさんの外国人が日本を訪れます)
・I’m a foreigner. Please speak slowly.
(わたしは外国人です。ゆっくり話してください)
まとめ
一つの単語から派生した英単語は数多くあります。
まずは品詞をヒントにしながら、それぞれの意味や使い方をつかんでいきましょう。