この記事では、「either」と「both」の違いについて分かりやすく解説していきます。
「either」とは?
「either」とは、「どちらか」という意味を基本に持つ英単語です。
2つの物を示して、そのうちのどちらかを選ぶような場合に使います。
例えば『You can have either cake』(どちらのケーキでも、食べていいよ)のように言います。
よく使われるのは「either A or B」の形で、「AとBのどちらか」ということを表します。
否定文では、「either」を使って「どちらも~ない」ということを表します。
例えば『I don’t like either of his new books』(彼の新刊はどちらも好きじゃない)のように使います。
「自分もそうだ」と言いたい場合、肯定の意味なら「too」を、否定のときは「either」を使います。
例えば『I like baseball. ──I like it too. 』(野球が好きです。
──私もです)『I don’t like baseball. ──I don’t like it either. 』(野球は好きではありません。
──私もです)のようになります。
「both」とは?
「both」とは、「どちらも」という意味を表す単語です。
2つの物があって、その両方、というときに使います。
例えば『Both students are good basketball players』(どちらの生徒もバスケとボールが上手です)のように言います。
『both A and B』という言い方で「AとBのどちらも」ということを表します。
否定文で使えば、「両方とも~わけではない」という「部分否定」になります。
例えば『I don’t want them both』(両方とも欲しいわけではない→どちらか一方でいい)のように言います。
「either」と「both」の違い
「either」と「both」の違いを説明します。
「either」が「どちらか一方」なのに対して、「both」は「両方とも」ということです。
だから「either」のつく言葉は『either type』のように単数形なのに対し、「both」がつく言葉は『both types』のように複数形になります。
同様の理由で、「either」については「either A or B」と「or」が使われるのに対して、「both」では「both A and B」のように「and」が使われます。
否定文で使った場合は、「either」が全否定なのに対して「both」は部分否定になります。
「either」の例文
・『Either you or Tom will start tomorrow』
(お前かトム、どちらかを明日先発させる)
・『I haven’t met either man』
(どちらの男とも会ったことがない)
「both」の例文
・『You need both physical and mental skills to be a good athlete』
(良いアスリートになるには、フィジカルとメンタル、両方のスキルが必要だ)
・『We don’t have time to see both movies』
(両方の映画を観ている時間はない)
まとめ
「either」と「both」の違いについて解説しました。
紛らわしい語で混同しやすいので、十分に練習しましょう。