この記事では、「vary」と「change」の違いを分かりやすく説明していきます。
「vary」とは?
「vary」とは、「変える」「変わる」という意味を持つ単語です。
しかし、「(何か)を変える」という他動詞として「vary」を使うことは少なく、どちからというと「(人・もの)が変わる」という自動詞としての使い方をすることが多くなっています。
また、「vary」には「他と比べて異なる」「多様性を持つ」というニュアンスがあります。
「change」とは?
「change」にも「変化」「変化する」という意味があります。
「change」は、物の性質が変化したり、変化させられたりするときに使う単語です。
例えば、「The light changed to green. (信号が青に変わった)」というように、「物事がある状態から違う状態に変化した」というニュアンスを含んでいるのが「change」です。
「vary」と「change」の違い
「vary」は多様性を表すときに使う単語であるため、物事には様々な種類があることを示したいときに使用することが多いです。
例えば、「Taxes vary by country. (税金価格は国によって異なる)」というように、物事の多様性やそれぞれの異なりを伝えたいときには「vary」を用います。
一方で「change」は物事の状態の変化を表す単語ですので、物事がはっきりと違った状態に変化したときに使うことが一般的です。
例えば、「I changed school. (転校することになった))というように、物事の移り変わりやこれまでとの違いを表したいときには「change」が使われます。
「vary」の例文
・『English varies depending on countries. 』
・『Culture varies from country to country. 』
「change」の例文
・『I want to change my hairstyle. 』
・『This city has changed in the past ten years. 』
まとめ
「vary」と「change」はいずれも「変わる」「変化する」という意味があります。
しかし、「vary」は物事の多様性や違いを表すニュアンスがあるのに対し、「change」は物事の状態の変化を表していることがわかりました。
おなじ意味合いでもニュアンスが大きく異なるため、「変わる」と英訳するときには注意が必要です。