サイズなどが小さいと英語で言い表したいとき、すぐに思いつくのは「small」という単語かもしれません。
日本でも、カフェのドリンクやTシャツのサイズなど、小さいものはスモールサイズと呼ばれています。
しかし「small」以外にも小さいという意味の英単語があり、そのひとつが「tiny」です。
こちらは、あまり聞き馴染みが無いという方も多いかもしれません。
「tiny」はいつどのように使うのでしょうか。
この記事では、「small」と「tiny」の違いを分かりやすく説明していきます。
「small」とは?
形や規模などが小さいということを意味する形容詞です。
また、土地や家などが狭いことを表す場合も、この「small」を使います。
まず明確な基準があって、他のものと比べた上で、客観的に見て小さい場合に使う単語です。
そのため、小さくて可愛いというような感情的な意味合いはありません。
またその他にも、くだらない、平凡な、時間が短い、という意味も持ち合わせています。
「small」の使い方
・『My house is small. 』
この場合は、“私の家は狭いです”というように、ただ事実として家が小さいことを言い表しています。
・『My T-shirt is too small for my sister. 』
“私のTシャツは姉には小さすぎる”という意味になり、こちらもお姉さんにとってはTシャツが小さいということ事実を述べている文章になります。
「tiny」とは?
「tiny」も、「small」と同じように小さい様子を表す形容詞になります。
ただ小さいといっても、ちっぽけな、とても小さい、というニュアンスで、対象が非常に小さい場合に使う英単語です。
生まれたばかりの新生児や赤ちゃんにも使われることがあり、よく目を凝らして探さないと見つけられないような小さなものを表現するときにも用いられます。
「tiny」の使い方
・『I found tiny flowers while out for a walk. 』
この文は、“私は散歩している間にとても小さな花を見つけた”という意味です。
この場合、よく観察して探さないと見つけられないぐらい花が小さいというニュアンスで「tiny」が使われています。
「small」と「tiny」の違い
「small」はある基準をもとに、相対的に小さい場合に使われる形容詞です。
小さいから可愛い、小さいから弱いなどの意味は含まれず、ただ小さいということを表現しています。
一方で、「tiny」は「small」では言い表せない小さいものに使う形容詞です。
とても小さいもののことを指し、「small」よりも口語的なので、文章中ではなく話し言葉の中でよく使われています。
まとめ
今回は「small」と「tiny」の違いについて解説しました。
似たような意味でも、細かく見ていくと使われる場面やニュアンスが違うことがわかります。
意識して使い分けてみると、表現の幅が広がるかもしれません。