「私が買う」という文と「私が買ってあげる」という文を比較してみると、「~してあげる」という言い方は少々恩着せがましく聞こえます。
このように日本語において「する」と「してあげる」は大きく違いますが、英語ではどうなのでしょうか。
この記事では、「してあげる」の英語表現について分かりやすく解説していきます。
「してあげる」とは?英語での使い方
・『I’ll do it for you. 』
(私はあなたのためにそれをしてあげます)
・『He bought a book for his daughter. 』
(彼は娘に本を買ってあげました)
・『Could you show me around?』
(私を案内してくれますか)
「してあげる」の英語の概要
そもそも英語には「してあげる」という意味を表す直接的な表現はありません。
「I taught you English. 」という文は、状況に応じて「私はあなたに英語を教えました」とも、「私はあなたに英語を教えてあげました」とも訳すことができます。
ただ、「してあげる」という意味を強く持たせたい場合は、「for+人」を使います。
例えば「buy」(買う)に「for+人」を付けることで「~のために」という意味が加わるので、「買ってあげた」という意味合いになります。
「~してくれる?」という依頼の場合は、「Could(Can)you ~?」あるいは「Would(Will)you~?」という形を使います。
「Could」「Would」のように過去形を使うと、より丁寧な文になるので押さえておきましょう。
まとめ
この記事では「してあげる」の英語表現について解説してきました。
直接的な表現はないものの、少しの工夫で「してあげる」という意味を強めることができます。
「~してくれる?」という依頼文の形も合わせて、使えるようにしておくと良いでしょう。