この記事では、「neither」と「either」の違いを分かりやすく説明していきます。
「neither」とは?
neitherは代名詞として用いられ「(2つの物や人の)どちらも~ない」を意味する全否定の表現です。
普通、単数扱いで、〈neither+単数名詞〉〈neither of +特定の複数名詞〉の形で用いられます。
ex. ): I know neither of them.
また、形容詞としても用いられ「どちらの~も・・・ない」は neither ~ を使って表します。
~either ~ not…の語順や、文頭の~Not either~は誤りです。
ex. ): Neither answer is correct.
~Either answer is not correct.
~Not either answer is correct.
副詞で〈neither A nor B〉「AもBもどちらも~ない」という表現もあります。
ex. ): Neither my sister nor I am very outgoing.
「either」とは?
eitherは代名詞として用いられて、「どちらか一方、どちらでも」の意味になります。
〈either of+複数形の(代)名詞〉の形で使われ、「~のどちらか、~のどちらでも」の意味になることも多いです。
eitherは普通、単数扱いです。
ex. ): There are two ways. Either is OK.
〈either of +複数形の(代)名詞〉は単数扱いが原則ですが、口語では特に疑問文・否定文で複数扱いすることが多いです。
ex. ): Do either of them know the way to the station?
また、否定文は「どちらも~ない」という意味の全否定になります。
neitherでもほぼ同じ意味を表すことができます。
ex. ): I don’t like either of the movies.
= I like neither of the movies.
eitherは形容詞としても用いられ、〈either+単数名詞〉で「どちらか一方の~」「どちらの~でも」を意味します。
〈either+単数名詞〉は単数扱いです。
ex. ): Either day is fine.
副詞で〈either A or B〉「AかBのどちらか」という表現もあります。
ex. ): Either you or Tom needs to be here.
「neither」と「either」の違い
「neither」と「either」の違いを、分かりやすく解説します。
ここまで長々と両者について説明してきましたが、この2つの決定的な違いは、意味です。
neither は否定のイメージで「どちらも~ない」という意味で、eitherは「どちらか一方」という意味です。
そして、基本的には2つとも単数扱いなので、後ろに来る名詞や動詞は単数扱いになります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
「neither」と「either」の違いは、ずばり意味です。
否定形と言われると not と思い浮かべるように、eitherにnotが付いた形が 「neither」とシンプルに覚えてみるのも一つの手です。