「薬」という意味で使われる“medicine”と“potion”。
そのまま「メディシン」「ポーション」と日本語表記されても、意味が理解できる方は多いのではないでしょうか。
ですがこの2つ、使い分けが必要なことは知っていますか?
この記事では、“medicine”と“potion”の違いを分かりやすく説明していきます。
“medicine”とは?
一般的な「薬」、つまり体調がすぐれない方や病気の方が服用する「医薬品・医療薬」のことを指します。
医師が処方するものから薬局で手に入るものまで、錠剤・粉末などの形状にも関係なく使えます。
“potion”とは?
「液体状の薬」を指し、医薬品の水薬・シロップ薬に対して使うこともできますが、どちらかというと「毒」や「魔力的な薬」を表します。
“medicine”と “potion”の違い
“medicine”が病気の治療を目的とした薬に対して使われる一方、“potion”はどことなく効果や安全性が不透明な薬に用いられます。
毒薬、魔女が作るような怪しい薬、ヒーリング薬、惚れ薬のようなものがその例です。
そして重要な違いは、「薬を飲む」の言い方です。
「飲む」という日本語にひっぱられ、“drink”を使ってしまう方が多いかもしれませんが、“medicine”の場合は“take medicine”(=薬を飲む)になります。
“potion”の場合は“drink potion”でかまいません。
水薬・シロップ薬であれば“drink medicine”と言うこともできるのですが、医薬品である場合、どんな形状でも“take”を使う方が自然で間違いありません。
“medicine”例文
・I started to take medicine for hay fever.
(わたしは花粉症の薬を飲みはじめました。)
・The doctor prescribed medicine to him.
(医師は彼に薬を処方しました。)
・This medicine may make you sleepy.
(この薬を飲むと眠くなるかもしれません。)
“potion”の例文
・The witch made a magical potion and gave it to the princess.
(魔女は魔法の薬を作り、お姫さまに渡しました。)
・ He drank a love potion accidentally.
(彼は間違えて惚れ薬を飲んでしまいました。)
・This potion will make you immortal.
(この薬であなたは不死身になるでしょう。)
まとめ
英単語をただ日本語訳だけで覚えていると、それぞれ違いがあることを知らず不自然な使い方をしてしまうかもしれません。
例文など参考にしながら、細かい特徴やイメージもセットで覚えるように意識しましょう。