この記事では、「hen」と「chicken」の違いについて分かりやすく解説していきます。
「hen」とは?
「hen」とは、「めんどり」を意味する英単語です。
主にニワトリのメスのことを指します。
キジ類やカモ類など、一部の鳥類の雌について言うこともあります。
また、エビ、カニ、魚などのメスについて「hen」と言うこともあります。
『a hen crab』(雌のカニ)のように使います。
人間の女性について使うこともありますが、失礼な表現になりかねないので注意が必要です。
「chicken」とは?
「chicken」とは、「ひよこ」のことです。
ニワトリやその他の鳥のひなについて言います。
「鶏肉」の意味でも使われます。
主にアメリカでは、雄雌、ひな・成鳥に関係なく「ニワトリ・鳥」という意味で使うこともあります。
また、若造、青二才という意味の「ひよっこ」や、「臆病者」という意味で使われることもあります。
「度胸試しゲーム」の意味もあります。
「ひよこ」という意味で使った場合は可算名詞、「鶏肉」という意味で使った場合は不可算名詞になります。
「hen」と「chicken」の違い
「hen」と「chicken」の違いについて説明します。
「chicken」のほうは、雄雌関係なく「ひよこ」や「トリ」を指すのに対し、「hen」のほうは「めんどり」とか「トリの雌」など、「雌」の意味を持ちます。
ちなみに、「おんどり」は「cock」(英)または「rooster」(米)と言います。
ニワトリはひよこのうちと成鳥になってからでは見た目が違うし、雌と雄でも見た目や卵を産む・生まないの違いがあるので、このように言葉を使い分けるのは自然なことです。
これらをひっくるめた、ニワトリ全体を表す単語には「fowl」があります。
「hen」の例文
・『This hen lays an egg every morning』
(このめんどりは、毎朝卵を産む)
・『Hen-egg-argument is useless』
(ニワトリが先か卵が先か論じても始まらない)
・『Isn’t it rude to call me “hen”?』
(私のこと「女」って呼ぶの、失礼じゃない?)
「chicken」の例文
・『I got five chickens at the fair』
(縁日でひよこを5羽手に入れた)
・『Wold you like beef or chicken?–Chicken, please』
(牛肉と鶏肉、どちらになさいますか?─鶏肉でお願いします)
・『Hey, chicken! Come and fight me!』
(おい、ビビリ!こっち来て闘えよ!)
まとめ
「hen」と「chicken」の違いについて解説しました。
ニワトリは長年人間と共にあった生き物なので、語の使い分けも細やかです。
一方、どちらの言葉も人間に対して使うと非常に失礼になる恐れがあるので、滅多なことでは使うべきではありません。